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2016年2月23日火曜日

ポータブル赤道儀

私の趣味は楽器と写真撮影です。
楽器はとにかくいい演奏ができるようになりたいという一心で練習や勉強をしています。
写真は,機材にお金はそんなにかけられませんが,作例を見ると十分に心打たれる写真が今持っている機材でも撮れるということなので,いい写真が撮れるように頑張っていこうと思っています。

写真を撮る中で,星野写真が撮りたいと数年前から考えるようになりました。
実は,元々天体観測には興味があったのです。

星野写真とは,簡単に言うと星が点で写っている写真のことです。
これを撮るためには機材が必要になります。
それが「赤道儀」というもの。

赤道儀は星の運動に合わせて望遠鏡やカメラを追尾するための道具です。
何故これが必要かと言うと,星の光は暗いため,通常の撮影方法では写りにくいのです。
そのため,長時間シャッターを開けて星の光をたくさん取り込むようにする必要がありますが,星は日周運動をしています。その関係で,カメラの位置を固定した状態で撮影すると,星が線になってしまうのです。
星が線になるのを防止するのが赤道儀なのです。

望遠鏡を使わずに星野写真を撮るためにポータブル赤道儀というものを使います。
ちょうど我が家には借り物のポータブル赤道儀「ナノ・トラッカー」というものがあります。
ナノ・トラッカーをアングルプレートという板を装着し,三脚に取り付け,自由雲台を使ってカメラを取り付けます。
カメラを取り付ける前がこのような感じ。


ナノ・トラッカーはとにかく軽い。
我が家にある最大重量2kgの三脚でもこれなら星野写真を撮影することが可能です。
しかし,安定性はあまり良くないですね。三脚のせいでもありますが・・・
お手軽にやるには十分だろうと思っています。

これは借り物。

今年中には自分用のポータブル赤道儀が欲しいと考えています。
現段階でのNo.1候補はアイベルというお店で販売されているCD-1

先日,アイベルさんを訪問して実物を見てきました。
コンパクトですが,ずっしりとしっかりした印象でした。
そして,何より魅力だったのは,キットさえ揃えたら望遠鏡を取り付けることが可能になるという点。
お値段もいい感じに安いです。

ところが,これはCD-1本体だけで重量が1.35kg。
我が家にある三脚で使用するのは難しいのです。(望遠鏡の鏡筒取り付けは無理だと分かっていましたが)

とはいえ,将来的に鏡筒を買おうと考えているならば,星野写真を撮影するために三脚購入を前向きに検討してもいいかなと思っています。
赤道儀は組み立てるだけでも難しい印象。それが手軽に手に入れられる可能性を秘めたポータブル赤道儀。
魅力的な商品です。