ページ

2015年8月19日水曜日

スヴェトラーノフのチャイコフスキー交響曲第4番

チャイコフスキーの交響曲といえば,4〜6番が人気です。
1〜3番にも良さはあるんですけどねぇ。1番はしばしば演奏されるようですが,2番と3番はそうでもなく…

今日は人気の交響曲の1つ,第4番の音源について。
よく演奏されるだけあって音源がとても多いですが,その中でも印象に残る音源は,スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団による東京ライブです。

1楽章の冒頭のホルンから見事な演奏が続きますが,とにかく印象的なのは4楽章。
はっきり言ってしまうと,爆走の4楽章です。7分30秒くらいで終わってしまいます。
通常は8分30秒くらいでしょうか。この速度でも弦楽器はしんどいですよ。
ちなみに,トラックは9分弱ありますが,1分半くらいは拍手です(笑)
トラックの長さを見て騙されてはいけません。

これだけの速度ですが,弦楽器の動きははっきり見えます。
そして何より金管と打楽器…大暴れ。
シンバルよく叩くなぁ…の一言。
トロンボーン…特にバストロチューバ。鳴らしまくりです。
トランペットとの掛け合いがありますが,完全にトランペットが小さく聞こえます。
決してトランペットが弱いわけではありません。1楽章冒頭の再現を聞けば十分出ていることが分かります。

そしてコーダ。これでもか!という勢いで最後までaccel。弦楽器も打楽器もよくついて行きます。
これにはブラボーとしか言えません。

Amazonではこれ単体のCDが中古で発売されている模様。
それを買うなら,没後10年記念の交響曲全集を買った方がいいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿