ページ

2016年12月10日土曜日

ピアノ2台によるラヴェル/ラ・ヴァルス

久しぶりに音楽ネタを書いてみようと思います。

ラヴェルの「ラ・ヴァルス」という曲が好きです。
演奏は難しく,学生時代にパート譜を見たときには「何をやっているの?」と言ってしまうような曲ですが,聴いてみると幻想的で優美な風景が見える場面があったりとうっとりしてしまいます。
ラヴェルのオーケストレーションが見事であるが故に美しいものになっていますが,この曲,実はピアノ2台による演奏があることを最近知りました。
原曲よりも先に初演されたとか。
(好きな割に知識がないことは音楽ではよくある話です,私の場合・・・勉強勉強)
この曲,編成は管楽器3管編成と結構大きい曲ですが,そういう曲でもピアノ2台で引けてしまうということに驚き。
その動画がこちらです。


ピアニストはマルタ・アルゲリッチとネルソン・フレイレ。
これはスゴい!

オーケストラの雰囲気そのまま,と言っても良い立体感。
ラヴェルの書き方がスゴいのもあると思いますが,このお二人の演奏がスゴい。
優美な箇所の繊細な音のコントロール。
最後の壊れっぷりはすごいエネルギー。
これを観るだけでもラ・ヴァルスの良さが分かります。

ピアノは一旦タッチすると,あとは減衰するしかありません。
オーケストラの曲を演奏しようとすると,その点がネックに思えることがありますが,この演奏ではそれを全く感じません。

あまり動画を観ることがないため,興奮するようなことはあまりありませんが,この動画はちょっと興奮しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿